1,000万円ほどの資産が出来ると誰もが資産運用を考えると思います。
資産運用を始めるタイミングとしてはちょうどいいタイミングです。
ですが、今まであまり資産運用の経験がない方が安易に運用を始めると何百万円も大損する結果になってしまいますので注意しましょう。
今回は絶対にやってはいけない5つの資産運用について解説していきます。
①FXで資産運用してはいけない
FXは資産運用ではなくギャンブル
まず一つ目はFXです。FXは簡単に取引できますし、値動きが大きいので一部の層の人気を集めています。
ですが、FXは資産運用ではなくてギャンブルです。
残念ながら為替の動きというのは誰にも予測できません。
テレビやニュースで偉い人が色んな予想をしています。
「今年は年末にかけて1ドル110円まで上がることが予想される。」
「円高になったとしても1ドル95円で踏みとどまるだろう。」
これらは全部当たりません。色んな人が色んなことを言うので当たる予言も出てきますが、同じ人の予言が当たり続ける事はないのです。
3か月後には1,000万円が0円に
FXではレバレッジをかけられるので、持っているお金の25倍もの金額を取引できます。
大儲けする可能性もありますが、大損する可能性もあります。
だがあえて断言しましょう。
99%の人は大損します。
1,000万円から運用を始めだたら
1週間後に900万円に
1か月後に500万円に
3か月後に0円に
これが現実です。
お金を減らしたくないのであれば絶対に手を出さないようにしましょう。
②不動産投資が良かった時代は過去のこと
「人口減少」と「不動産価格の高騰」で儲からない
不動産投資はサラリーマンの副業として、一昔前は大いに流行りました。
日本ではサラリーマンに対する評価がめちゃくちゃ高いので、簡単にお金を借り入れることが出来たからです。
利益をそこそこ上げた人もいるでしょう。
しかし、不動産投資で儲かった時代は終わりました。
日本はこれからどんどん人口が減少し1億円を下回ると言われています。
さらに、東京オリンピックの影響もあり不動産価格は高騰しています。
仕入れ価格は上がったのに借り手がつかない。
不動産投資では儲からない時代なのです。
想定利回りにだまされるな!幻の数字
そうは言っても、不動産を探すと利回り10%って書いてあるよ?と思う人もいるかもしれません。
ですが、それはあくまで「想定利回り」です。
残念ですが想定利回りは実現しません。
理由はたくさんあります。
- 部屋が100%埋まり続ける事はありえない
- 建物は劣化していくので修繕費にお金がかかる
- ポンプなどの設備はいずれ壊れる
- 家賃を滞納する人も出てくる
- 住人同士のもめごとなど予期せぬトラブルは必ず発生する
- etc・・・
日本の人口が減少していくという厳しい環境の中で高利回りを維持していくのは不可能です。
これまでは不動産投資で利益を上げていたという人も、「近年は買える物件がない(=儲かる物件がない)」と嘆いている状況です。
こういった状況下ですので、不動産投資には手を出さないようにしましょう。
関連記事
『不動産投資はキケン!絶対に失敗してしまうたった一つの理由とは』
『サラリーマンの特権!1億円を生み出す不動産投資のメリットデメリットを解説』
③不動産私募ファンドも難しい
不動産投資が厳しい現実は変わらない
最近では、不動産私募ファンドもよく目にするようになりました。
例えば「みんなの大家さん」なんかが有名ですね。
100万円の小口から不動産投資が出来る事で、始めやすい仕組みとなっています。
自分で不動産投資をするのではなく業者に運用を任せると安心感があるかもしれません。
しかし、不動産投資が厳しい状況は万人に共通です。
100万円から始められるからといって手を出さないようにしましょう。
高すぎる利回り設定7%
また、利回り設定も高すぎます。
例えば「みんなの大家さん」では想定利回りが7%となっています。
投資家に7%の利回りを返すという意味ですが、会社の取分も必要ですから当然7%以上の利回りを出さなければなりません。
いったい会社は不動産投資でどれだけの利益を出さなければいけないのでしょうか?
10%でしょうか?15%でしょうか?現在の不動産マーケットでそれだけの利回りを出し続けるのはほぼ不可能です。
少し歯車がかみ合わなくなっただけで、倒産してしまうかもしれません。
投資家にしてみたら多少利回りが低くなったとしても、会社がつぶれないで元本が返還されるのが一番です。
④株式投資は難しい
株式投資そのものはおすすめ
株式投資もメジャーな資産運用の方法です。
証券会社で簡単に売買できますし、1,000円~600万円程まで価格もばらついていますので誰でも簡単に始めることが出来ます。
株の良い点は、値上がりの上限が決まっていない点です。
一つの株を買っただけで3年後には10倍になった!なんてことも良くある話です。
資産運用として非常にポテンシャルが高いのが株式投資なのです。
ただ個人が独学でやるのはとても難しい
株式投資自体は有効な資産運用の方法です。
ただ、個人投資家が利益を上げるのが非常に難しいのです。
個人投資家の90%は損失を出しています。
株式投資はメジャーな運用法であるがゆえにプロがたくさんいます。
スポーツの世界でもそうですが、仕事として取り組んでいるプロのプレイヤーにはかなわないですよね?
株式投資もアマチュアの個人投資家が勝てるほど甘い世界ではないのです。
⑤投資信託はプロの運用ではない
投資信託は売れれば良い
そうなると、株のプロに資産を預けて運用してもらうの方法が一番いい方法です。
ただ、投資信託は運用のプロではないので選ばないで下さい!
投資信託は運用して資産を増やす商品ではなくて、売ることを目的とした商品なのです。
銀行や証券会社は、投資信託が売れれば良く、売った後の運用については気にも留めてないのです。
なぜそうなってしまうのでしょうか?
向いている方向が違う
理由は、銀行と投資家で向いている方向が違うからです。
銀行にお金が入るのは、投資信託が買ったり売ったりされる瞬間です。
なので、投資家に買ってもらったり売ってもらったりすることをがんばります。
一方、投資家のお金が増えるのは運用が上手くいった瞬間です。
ですが、運用が上手くいこうと失敗しようと銀行にはお金が1円も入りません。
運用成果を上げても銀行の取分が増えないので銀行はがんばらないのです。
気付けばすごくシンプルな話ですが、過度に銀行を信頼し過ぎないように注意しましょう。
関連記事
『なぜ銀行員にお金の相談をしてはいけないのか?窓口の罠とは』
初心者が資産運用を始めるならヘッジファンドを選ぼう
未経験でも安心して預けられる
では、いったい資産運用はどうやって始めればいいのでしょうか?
初心者の方はヘッジファンドから始めれば間違いありません。
ヘッジファンドとは投資信託の先をいくものだと思ってください。
投資信託は広く一般の人が誰でも買うことが出来ます。
一方、ヘッジファンドは限られた一部の人しか投資できない商品です。
歴史的には、欧米の資産家に愛されてきたものです。
ヘッジファンドは本当の意味で資産運用のプロですので、初心者の方でも安心して資産を預けられるのが良い点です。
ヘッジファンドと投資家は利益をシェアする
ヘッジファンドのメリットはその仕組みにもあります。
ヘッジファンドでは、成果報酬という形式が採用されています。
成果報酬は儲かった利益を、ヘッジファンドと投資家でシェアしましょう、というものです。
利益を上げれば上げるほどヘッジファンドの利益も増えるのでヘッジファンドは運用をがんばるのです。
1,000万円以上のまとまったお金を運用したい人に最適
ヘッジファンドには一部の人しか出資することが出来ません。
最低の出資金額も定められており、その設定がやや高くなっています。
欧米であれば1億円以上の設定がメジャーですが、日本では1,000万円のところが多いです。
逆に言えば、その最低出資金額のハードルさえクリアしてしまえばヘッジファンドは非常に魅力的です。
1,000万円以上を運用すならヘッジファンドを選べばまず間違いないでしょう。
ヘッジファンドに出資するには会社に個別に問い合わせよう
ヘッジファンドは私募という方法で投資家を募集しています。
そのため、やや手間がかかるのですが直接ファンドの詳細について説明を聞く必要があります。
面談を依頼するには、ヘッジファンドの会社ホームページから問い合わせる必要があります。
個別のヘッジファンド詳細はランキングページに記載してますので、ぜひそちらを参考にしてみて下さい。