株式市場が不況、経済情勢が不安定、世界情勢が不安定、そんな時に決まって注目されるのが金投資です。
金投資というとどんなイメージがあるでしょうか。何となく安全だと思っている人も多いのではないでしょうか。
ですが、実は金投資にはリスクがいっぱいです。ハッキリ言ってしまえば儲かりません。
金投資の5つのリスクと儲からない理由について解説していきます。
価格変動リスク
安全というイメージはまちがい
まず一つ目のリスクは価格変動リスクです。金は安全というイメージがあるかもしれませんが価格は動きます。
何なら割と大きく動きます。こちらを見て下さい。
(出典:第一商品株式会社)
赤い線が日本円の推移です。一時期は6000円を超えていた金価格も2000年ごろには1000円程まで下落しています。
安全だと思って金に6000万円を投資していたらそれが1/6の1000万円まで下落してしまうワケです。
この通り金は安全な資産でも何でもありません。しっかりと価格が動く投資ですので誤解しないよう注意して下さい。
為替の影響を受ける
世界の金取引はドル建て
続いて、金のリスクには為替リスクがあります。
世界の金取引はドル建てで行われます。そのためドル円の為替レートも影響すると言われています。
為替レートの動きは投資の中でも最も読みにくいものです。為替レートで儲けたり損したりするFXは投資ではなくもはやギャンブルです。
つまり、金に投資するということはギャンブルの要素を含んだ投資をすることになるのです。安全とは全くかけ離れた投資が金投資の真実なのです。
市場が成長しない
金に投資しても何も起こらない
株式市場への投資であれば経済成長によって株式市場全体が成長していきます。
さらに、株式への投資であればその資金をもとに企業が事業活動を活発化させ経済発展にも貢献することができます。
一方で、金に投資しても何も起こりません。あなたが金の所有権を得るだけです。
市場も成長しないし、社会貢献もできないという点では金投資には寂しいものがあります。
運営会社の破たんリスク
混蔵寄託とは
金を購入すると運営会社に金を管理してもらうこともでき、その方法には2種類あります。
- 混蔵寄託
この方法は、投資家が所有権を保有したまま運営会社の金庫で金を預かってもらう方式です。
運営会社は投資家の金を預かる代わりに料金を請求します。銀行でいう貸金庫のようなイメージが近いと思います。
消費寄託とは
- 消費寄託
この方法では、所有権は運営会社に属し、運営会社は自社の判断で金を運用することができます。一方、投資家は預けた金の返還請求をいつでも行うことができます。
運営会社に所有権がある分、不安な点もありますが特に保管料といったお金はかからず費用を抑えることができます。
ただし、あくまで所有権は運営会社にあるため運営会社が破たんすると金が戻って来ない可能性も考えらえます。
金投資では運営会社も信頼できる会社を選ばなければならないのです。
リターンが小さい
配当金がない
金投資はリターンが小さいと言われています。短期的な大きな値上がりは期待できませんし、インカムゲインもありません。
インカムゲインとは、資産を保有していれば得られる利益のことです。
例えば、株式投資であれば配当金がもらえますし、不動産投資であれば家賃収入があります。
ですが、金投資では金を保有していも何の利益もありません。金投資で得られるリターンは小さいのです。
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金投資はリスクの割に儲からない
リスクとリターンのバランスを考えよう
ここまで金投資の5つのリスクについて見てきました。
もちろんリスクがない投資なんてありません。大切なのはリスクとリターンのバランスです。
大きく儲かる可能性がある場合だけリスクを取っていいのです。
ですが、リスクの割にリターンが見込めないのが金投資です。安全な投資をしたいなら金投資は選ばないようにしましょう。
本当に安全な資産運用とは
投資初心者にはヘッジファンドがおすすめ
それでは、本当に安全な投資をしたいならどうすればいいのでしょうか。
投資初心者の方にはヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドとは資産運用のプロのファンドマネージャーが投資家の代わりに資産運用してくれるサービスです。
投資初心者であってもプロと変わらないハイクオリティな資産運用を実践することができます。
腕のいいヘッジファドであれば10%以上の利回りを出すことも可能です。
さらに、完全にお任せで運用できるので時間もかからないですし手間もかかりません。まさにいいとこどりの資産運用と言えます。
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最低出資額は1000万円
非常に魅力的なヘッジファンドですが、一つ弱点もあります。
それは出資のハードルが高いことです。最低出資額というものが決まっており、日本のヘッジファンドであれば1000万円からとしているところが多いです。
誰でも投資できるわけではないのがヘッジファンドのデメリットです。
ですが、逆に言えば1000万円以上を資産運用したい方にとっては、まさにヘッジファンドがベストな選択肢となっています。
ヘッジファンドで資産運用する方法
ヘッジファンドは一般的な投資信託とは異なり私募という形式で投資家を募集しています。
そのため、ヘッジファンドに直接会って説明を聞く必要があります。
少し手間ですが興味がある方はヘッジファンドのホームページから問い合わせてみましょう。説明の機会を設定してくれるはずです。
個別のヘッジファンドについては下のランキングで紹介していますのでぜひ参考にしてみて下さい。