最近、ますます注目を浴びているヘッジファンドですが、その詳細はまだまだ謎のベールに包まれています。
なぜヘッジファンドでの資産運用が上手くいくのか?気になりますよね?
その理由の一つは手数料の仕組みにあります。
手数料から読み解くヘッジファンドの3つの強み!今回はヘッジファンドでの資産運用が上手くいく秘密を解明していきます。ぜひ確認してみて下さい。
ヘッジファンドの魅力については別記事でも解説しています。良ければそちらも合わせてご覧ください。
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強み①ヘッジファンドが上手くいく手数料の秘密は「成功報酬」
投資信託の主な手数料は「購入時手数料」
金融商品への手数料の払い方にはどんなものがあるのでしょうか。
投資信託で考えてみましょう。
投資信託の手数料は「購入時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つがありますが、主な手数料は「購入時手数料」です。
どんなものかというと投資信託を買った時にかかる手数料ですね。これが購入額の1~4%ほどかかります。
という事は、投資信託を新しく買ってもらった時に大きな儲けが出るのです。
なので、投資信託を売る側としては「何度も何度も投資信託を買ってほしい」という気持ちになります。そのため、銀行や証券会社では投資信託の買い替えをすすめてくるのです。
ヘッジファンドの主な手数料は「成功報酬」
ヘッジファンドにも「購入時手数料」や「管理報酬」はありますが、メインの収入は「成功報酬」です。
「成功報酬」は読んで字のごとく、資産運用で成功した利益の内から○○%を報酬として下さい、というものになります。
だいたい成功報酬は20%~50%に設定されている事が多いです。
成功報酬がメインのヘッジファンドは、資産運用で利益を上げれば上げるほど自分たちの収入も増えるのです。
そのため、ヘッジファンドとしては「投資家のためにも自分たちのためにも資産運用で利益を上げよう」という気持ちになります。これが非常に大きな強みなのです。
投資信託と投資家の利益は相反する
これは、投資信託を売る人がわるい人とかそういう話ではなくで、商品の仕組み上しかたのない話しなのです。
理由を見てみましょう。
- 投資信託を売る側の利益とは
何度も投資家に投資信託を買ってもらうこと。そのため今持っている投資信託を売却して新しい投資信託を買うようにおすすめする。
- 投資家の利益とは
資産運用で利益を上げること
このように「投資信託を売る側の利益」と「投資家の利益」が一致していないのが問題なのです。
投資信託では、投資信託の運用側と投資家とが一緒に同じゴールを目指すことは出来ないのです。
ヘッジファンドと投資家の利益は一致する
一方、ヘッジファンドでは目指すべき利益は次のようになります。
- ヘッジファンドの利益とは
資産運用で大きな利益を上げて多くの「成功報酬」をもらうこと
- 投資家の利益とは
資産運用で大きな利益を上げること
このように、「ヘッジファンドの利益」と「投資家の利益」が一致するのです。
そのため、ヘッジファンドでは、ヘッジファンドと投資家が同じゴールを目指して資産運用することができるのです。
強み②優秀なファンドマネージャーはヘッジファンドに集まる
投資信託の「信託報酬」は常に一定
投資信託では「信託報酬」は固定の金額です。
例えば預入資産の0.5%というように、購入している金額に対して信託報酬が決定されます。運用成果には連動しません。
つまり、投資信託のファンドマネージャーは資産運用をがんばって利益を上げても収入は増えませんし、逆に失敗した所で給料も減らないのです。
そのため、投資信託のファンドマネージャーが低いモチベーションで資産運用業務にあたるのもやむをえないと言えます。
ヘッジファンドの「成功報酬」は利益を上げれば上げるほど儲かる
一方で、ヘッジファンドでは「成功報酬」があります。
資産運用で大きく利益を出せば出すほど、ファンドマネージャーの収入も増えるのです。
そのためヘッジファンドのファンドマネージャーは高いモチベーションで資産運用業務に臨むことが出来ます。
優秀なファンドマネージャーはヘッジファンドを選ぶ
あなたが優秀なファンドマネージャーだったらどちらを選びますか?
実力のあるファンドマネージャーは間違いなくヘッジファンドを選ぶでしょう。
ヘッジファンドのファンドマネージャーは、もともと大きな会社で働いていて実績を残してきた人たちです。
実力があるからこそ独立して自分のヘッジファンドを作るのです。
逆に、自信のない人がサラリーマンとして投資信託などの資産運用業務にあたるのです。
強み③ヘッジファンドのファンドマネージャーは人生をかけて資産運用をしている
投資信託は失敗しても新しい商品を作ればいいだけ
投資信託は毎年新しい商品が生まれては、数多くの商品が消えていきます。
なぜなら、資産運用が上手くいかず資金の流出が相次いだ等の理由で商品を維持することが困難なケースがあるからです。
そうすると、当初予定されていた信託期間よりも早く資産運用が終了することになります。
これを繰上げ償還と呼びます。
2019年4月には、23本の投資信託が運用を終了しましたが、23本の内16本が繰上償還でした。
その割合はなんと70%です。これだけ多くの投資信託が成績が振るわず運用を終了しているのです。
ヘッジファンドは運用に失敗すると会社がつぶれる
一方、ヘッジファンドでは会社の名前を背負って資産運用していますからそんな訳にはいきません。
「資産運用の失敗」=「会社がつぶれる」
となってしまいます。
投資信託では、仮に運用に失敗したとしても数ある商品の内の一つですから、他の商品を買ってもらえばいいだけです。
ですが、ヘッジファンドで資産運用に失敗したらもうそのファンドはやっていけません。
優秀な人が死に物狂いで運用するのがヘッジファンド
これはファンドマネージャーにも当てはまります。
投資信託では仮に資産運用に失敗したとしても、ファンドマネージャーの名前が出る訳ではありませんから名前に傷がつくことはありません。
しかし、ヘッジファンドではファンドマネージャーが前面に立って資産運用を行っています。もし運用に失敗すると運用が上手くいかなかったマネージャーというレッテルを貼られてしまうのです。
そうなってしまっては、なかなかファンドマネージャーとして仕事を続けていく事は難しいですよね。
ヘッジファンドでは、投資信託のように「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という方法は使えないのです。
ファンドマネージャーは、今あるヘッジファンドを成功させることに人生をかけているといっても過言ではないでしょう。
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ヘッジファンドで資産運用する方法とは
ヘッジファンドは私募なので対面説明が必須
では、実際にヘッジファンドでの資産運用を考えた時、どのような方法で手続きすればいいのでしょうか?
ヘッジファンドは「私募」という扱いになっており、インターネット上で契約することが出来ません。
日本のルール上、実際に対面にて詳細説明を聞く必要があるのです。
ヘッジファンドの細かい情報は基本的に公開されていないですし、直接会って確認するといいでしょう。
ヘッジファンドのホームページから問い合わせよう
説明を聞くにはヘッジファンドに直接依頼する必要があります。
すでに出資している人からの紹介が一番良い方法ですが、多くの人には難しいでしょう。
特にコネがないという方は、ヘッジファンドの会社ホームページから問い合わせてみましょう。
条件が折り合えば、詳細説明を聞くことが出来ます。
ヘッジファンドに興味がわいたという方は、下のおすすめヘッジファンドランキングからぜひ気になるファンドを探してみて下さい。