ヘッジファンドがおすすめできる5つの理由と投資先ランキング

ヘッジファンドと聞くとドラマや映画の世界のものだというイメージがあるかもしれません。もしくは、一部の限られた億万長者だけが利用できるサービスだと思う方もいるでしょう。

 

確かに一昔前まではそうでした。最近では一般の会社員の方でも利用できるヘッジファンドが登場していますので、身近になったヘッジファンドについて解説していきます。

 

ヘッジファンドとは

ヘッジファンドとはそもそもどういったものでしょうか。

一言で言えば「専門性の高い投資信託」です。

 

投資家がお金を預けて、それをヘッジファンドが代わりに運用していきます。

投資家自身に専門的な知識がなくても、ヘッジファンドによるプロフェッショナルな資産運用が実現できます。

 

こうき
金融先進国である欧米ではよく見られる方法で、海外の資産家が特に好む運用手法となっています。

 

今回はそんなヘッジファンドについて詳しく見ていきましょう。

 

気になるヘッジファンドの実態とは

海外には活躍しているヘッジファンドが数多くあります。

具体的にどんなファンドがあるのか見ていきましょう

 

パーセプティブ・アドバイザーズ

(出典:PERCEPTIVE ADVISORS

 

パーセプティブ・アドバイザーズはジョセフ・エデルマンがファンドマネージャーを務めるアメリカのヘッジファンドです。

バイオテクノロジー関連株に注力し、驚くべき成果を上げています。

 

何と、1999年の創業以来、1年あたりの純利益が平均30.2%を記録しているのです。

 

こうき
毎年、コンスタントに30%以上ものリターンを返せるのはジョセフ・エデルマンの正に神業と言えるでしょう。

 

エデルマンのルーツは父親にあります。

ジョセフ・エデルマンの父は、コロンビア大学で教鞭をとり生化学と分子物理学の学科長になるほどの科学者でした。

 

そのため、エデルマン自身も10代のころは毎年父の研究所で働き、科学に対する造詣を深めていきました。

 

1987年にニューヨーク大学で経営学修士号を取ると金融の世界に入り、ウォールストリートで働き始めバイオテクノロジー関連株に注力しました。

 

こうした確固としたバックグラウンドに支えられて、1999年にパーセプティブ・アドバイザーズを創業したのです。

 

その後の年利30%という結果は驚愕です。エデルマンに運用してもらえば毎年30%資産が増加していくわけですから。

エデルマンは正にバイオテクノロジー株のプロフェッショナルと言えるでしょう。

 

アパルーサ・マネジメント

(出典:Carnegie Mellon University

 

アパルーサ・マネジメントはデビット・テッパーが率いるアメリカのヘッジファンドです。

彼が得意としているのはジャンク債と言われる格付けが低い債券への投資です。

 

利回りが高い一方ハイリスクハイリターンの投資手法となっています。

 

彼は、1993年の創業以来、年平均25%の利回りを達成しました。

 

こうき
こちらも驚くべき成果ですね。テッパーの特筆すべき能力はその信念でしょう。

 

もともと貧しい家庭に生まれたテッパーは、大学時代も働きながら勉学に励んでいました。

ピッツバーグ大学を卒業後は銀行で働いた後にカーネギー・メロン大学へ進学します。

 

卒業後はゴールドマン・サックスへの就職を目指しますが、採用されませんでした。

そこで、リパブリック・スティールという鉄鋼会社に就職しますが、当時鉄鋼会社は不況でした。

 

そのため、会社は破産を免れようと様々な金融取引を行い過去100年間で最大の金額を記録しました。

困窮してる会社の専門家となった事で、ゴールドマン・サックスでの仕事を得て、ジャンク債デスクのヘッドトレーダーにまで上り詰めたのです。

 

テッパーはゴールドマン・サックスでも誰よりも成果を上げましたが、不正が疑われる上司の要求を断った事で昇進の道を閉ざされてしまいます。

そこで、独立し立ち上げたのがアパルーサ・マネジメントです。

 

テッパーはヘッジファンドを運営する中で、最大利益149%を記録し、4,000億ドルの年収を得た事もあります。

そして、2018年にはNFLのチームを買収し、今やアメリカンフットボールチームのオーナーとなっています。

 

ヘッジファンドがおすすめできる5つの理由

海外ではヘッジファンドが大いに活躍していました。

一方、日本では投資信託が一般的となっています。

 

しかし、投資信託よりヘッジファンドの方が絶対におすすめです。

その5つの理由を見ていきます。

 

理由1:サラリーマンではなくプロが運用している

投資信託のファンドマネージャーは「サラリーマン」ですが

ヘッジファンドのファンドマネージャーは「プロフェッショナル」です。

 

投資信託のファンドマネージャーは、会社からお給料をもらって生活しているので一会社員に過ぎません。

一方で、ヘッジファンドのファンドマネージャーは自分の運用益により生活していますので本当の意味でプロフェッショナルと言えます。

 

理由2:どんな状況でも利益を出すことを目指す

投資信託では「相対利益」を追求しています。

これは、日経平均などのベンチマークを設定し、それを上回る成績であれば良しとするものです。

 

例えば、1年間で日経平均が15%下落した場合、投資信託の下落が10%であれば良い運用だったとする考え方です。

資産は減っているのに良い運用だったとされてしまうのです。

 

一方、ヘッジファンドではどんな状況でも利益を出すことを追求します。

これが絶対利益の追求です。

 

理由3:運用結果に連動した成功報酬を設定している

投資信託では、売買の際の手数料と信託報酬が設定されています。

これらは、運用結果に連動していないので、運用が上手くいこうと失敗しようと投資信託の運営会社には関係ありません。

 

むしろ、売買を繰り返した方が利益が出るので買い替えを勧めてくるのです。

 

一方、ヘッジファンドは運用成果に連動した成功報酬を設定しています。

これにより、ヘッジファンドは運用成果にコミットした運用が出来るのです。

 

理由4:自由な運用で純粋に利益を追求できる

投資信託は「公募」です。

不特定多数の人から広く資金を集めるため、運用手法にも空売りが出来ないなど様々な制限がかかっています。

 

一方、ヘッジファンドは「私募」ですので、運用手法に制限がかかりません。

そのため、純粋に利益を上げることを追求した運用が出来るのです。

 

理由5:ファンドマネージャー自身が最大の出資者

ヘッジファンドではファンドマネージャー自身が最大の出資者であることも珍しくありません。

 

先程登場したアパルーサ・マネジメントでもファンドマネージャーであるデビット・テッパーが最大の出資者です。

資本金130億ドルの内7割が自己資本と言われています。

 

ファンドマネージャー自身が最大の出資者であることは、投資家にとって最も安心できる材料ではないでしょうか。

 

日本にもある!おすすめヘッジファンドとは

ここまでは、海外のヘッジファンドや日本の投資信託事情について解説してきました。

ですが、実は日本でもいくつかのヘッジファンドが活躍を見せています。

 

今回はあまり知られていない日本のヘッジファンドをランキングで紹介します。

 

  • BM CAPITAL(ビーエムキャピタル)
    5

    国内ヘッジファンドの雄。利回り平均10%以上と安定して利益を創出している。マイナスになった年がなく、資産を守ることを信条としているので投資初心者も安心して投資できる。ヘッジファンドに迷ったらBM CAPITALを選べばまず間違いない。

    期待リターン

    平均10%以上と非常に高い、マイナスになった年がなく安定して利益を出している点も大きな魅力

    運用のクオリティ

    王道のバリュー投資をベースにモノ言う株主としても活躍し、最新のハイクオリティな資産運用を実践している

    信頼できるか

    ファンドマネージャーは東大卒・外資系投資銀行出身のエリート、運用実績も申し分なく安心して運用を任せられる

    将来性

    8年以上の運用実績があり運用資産は増加し続けている、投資家からの人気も年々増しており更なる飛躍に期待できる

    期待リターン 5.0
    運用のクオリティ 4.9
    信頼できるか 5.0
    将来性 4.9
    総合 5.0
  • ORIENT MANAGEMENT(オリエントマネジメント)
    5

    これから世界No.1の経済大国となるであろう中国に投資するヘッジファンド。日本株では味わえない2倍~10倍といったハイリターンが見込める。ファンドマネージャーは東大卒、新興国ヘッジファンドで年率100%以上の運用実績あり。

    期待リターン

    世界No.1になる中国株に投資することで2倍~10倍といった圧倒的なハイリターンが期待できる

    運用のクオリティ

    運用するファンドマネージャーは新興国投資で年率100%超えの実績があり、クオリティは非常に高い

    信頼できるか

    東大卒と確かなバックグラウンドがあり運用実績も残しているため安心して資産運用を任せられる

    将来性

    まだ参入している投資家の数が少なく株価も割安なため大変魅力的な株式市場、新興国ならではの爆発的な成長が期待できる

    期待リターン 4.8
    運用のクオリティ 4.9
    信頼できるか 5.0
    将来性 4.9
    総合 4.9
  • ひふみ投信
    3

    ひふみ投信は日本の成長企業に投資する独立系投資信託。2008年から運用を開始しTOPIXを大幅に上回る運用実績を残している。

    期待リターン

    投資信託の中で目立った運用実績を残しており、TOPIXを上回るリターンも期待できる

    運用のクオリティ

    成長株投資に強みがある、日本株に止まらず海外株にも投資を行っている

    信頼できるか

    日本を代表する投資信託の一つであり世間の注目度も高い、運用のモチベーションにも期待できる

    将来性

    良くも悪くも世間の注目が集まりすぎて運用金額が膨れ上がり、運用の選択肢が限られている点が懸念

    期待リターン 3.5
    運用のクオリティ 3.4
    信頼できるか 3.2
    将来性 1.9
    総合 3.0

 

 

ヘッジファンドを選ぶときの注意点

まっとうな会社がほとんどですが、投資というと怪しい話があるのも事実です。

 

今回は、簡単にですが怪しいかどうかを見極める3つのポイントを紹介します。

 

利回りを約束してこない

まず、利回りを約束している業者は絶対にやめましょう。

 

「月5%の配当が付きますよ。」

「元本保証で年利10%の配当が出ます。」

「偉い人とのコネがあるので絶対に大丈夫です。」

 

こんな話は全てうそです。やめましょう。

 

ファンドマネージャーの経歴

運用者の経歴も確認するようにしましょう。

 

ちゃんとした経歴の人がやっているか、社員に変な人はいないか、質問した時の対応はどうか。

 

ちゃんと法人登記しているまっとうな会社か。

 

基本的な事ですが忘れないようにしましょう。

 

ヘッジファンドの社員自身が運用しているか

最後は、ヘッジファンドの人間が自分自身も運用してるかどうかを確認しましょう。

 

他人におすすめ出来るものであれば、当然自分自身も運用しているはずです。

 

投資信託ですと、商品をおすすめしてくる窓口の営業マンはほとんど自分ではやっていません。

 

会社に売れと言われるから、自分ではやらないものを人におすすめしている訳です。

 

一方、ヘッジファンドであれば社員自身も運用している可能性が高いでしょう。

 

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