1億円という大金を資産運用するなら、どのような方法で運用するのが一番いいのでしょうか?
初心者の方はどうしていいか分からないでしょうし、大きなお金の話ですので周りにも相談し辛いと思います。
そこで、今回は1億円という大金を資産運用するにあたって、金融のプロが選ぶ5つの運用方法をご紹介します。
1億円を資産運用する際に気を付けたいこと
安定的な資産運用で十分
まず、1億円を資産運用するとき、どんなことに注意すればいいのでしょうか。
それは、資産を減らさないという事です。
1億円を年利1%、3%、5%、7%、10%で運用したとしましょう。
利回り | 利益 |
1% | 100万円 |
3% | 300万円 |
5% | 500万円 |
7% | 700万円 |
10% | 1,000万円 |
運用から上げる利益としては十分です。1億円を運用する際は、無理してハイリターンをねらうのではなく安定運用を心がけるようにしましょう。
1億円だからこそ選べる選択肢もある
世の中にはたくさんの資産運用方法がありますが、1億円という大金がなければ選べない方法もあります。
せっかく大金を資産運用するのであれば、大金だからこそできる方法を選んでみるのもいいでしょう。
それでは、具体的な5つの資産運用法をランキング形式で見ていきます。
第5位「1億円を住信SBIの定期預金に預ける」
元本保証が強み
第5位は定期預金です。
なんといっても元本保証であることが強みです。安定的に資産運用するという点を申し分なくクリアしています。
資産運用でお金が減るのが絶対に嫌だという方は定期預金も方法の一つです。
利回りは0.15%
安定性はあるのですが、利回りは恐ろしく低いです。
住信SBIネット銀行の特別金利キャンペーンを利用しても税引き後で0.15%です。
1億円を預けたとしたら1年間で15万円の利益です。資産運用とは呼べないレベルですね。
あまりにも利回りが低いので元本保証じゃやなきゃイヤだという人以外は選ばないようにしましょう。
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第4位「1億円を社債で運用する」
会社がつぶれなければ元本保証
第4位は社債で1億円を運用する方法です。
社債の強みも安全性が高い事です。
会社がつぶれなければ、満期まで保有すると元本が返ってきます。
どんな大手企業でも絶対につぶれないとは言えませんが、それでもつぶれる可能性は低いです。
やはり元本保証に近い商品だということが出来るでしょう。
ソフトバンクの社債は年1.306%
そして、利回りが定期預金よりも高いのも魅力です。
例えば、2019年4月に募集があったソフトバンクン社債は税引き後で年利1.306%でした。
1億円をソフトバンク債で運用していたら年間利益は130万円6千円です。
ほぼ元本保証に近い形でこの利回りは優秀だといえます。
ただ、社債はいつでも申し込めるわけではありません。会社としても必要がある時しか社債を発行しないためです。
社債で資産運用したい方は、募集を見逃さないようにチェックするようにしましょう。
第3位「1億円をバンガード・トータル・ワールド・ストックETFで運用する」
全世界への47か国、8,000銘柄への超分散投資
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFは全世界へ広く投資するETFです。
その投資先は世界47か国、8,000銘柄とまさに超分散投資と言えるでしょう。
分散投資すればするほど、リターンも小さくなりますがリスクも減ります。
安定運用を目指すなら適した商品となっています。
満期がないので長期運用に向いている
定期預金や社債は満期があるため、例えば5年など定められた年数しか運用することが出来ません。
しかし、ETFでは特に満期は設けられていません。
そのため、自分が望む年数だけ運用できるので、長期投資にも対応しているのがETFの強みとなっています。
期待利回りは2~3%程度
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFは全世界に投資するため、世界経済が成長すれば利益を上げることが出来ます。
歴史的に見ると、世界経済は年間2~3%ほどで成長を続けてきました。
今後も同じように成長すると、利回りは2~3%を期待することが出来ます。
1億円を資産運用すると、年間200万円~300万円の利益ですね。そこそこまとまった利益になっており挑戦する価値のある投資になっています。
第2位「銀行を使わずに1億円で優良中古物件をすぐに買う」
1億円あるからこそできる不動産投資
1億円を超えるような高額物件は中々買い手がつかないことも多いです。買える人が限られていますからね。
ですが、売る側には早急に現金化したい事情があって売りに出しているので、「本来は1億5千万円で売りたいけど現金化できるなら1億円でもいいや」という事があります。
このように早く現金化したいがために価格が安くなっている物件を買うのがこの投資のポイントです。
すなわち、ライバルと勝負を分けるのはどれだけ現金を早く用意できるかという事になります。
そこで、あなたが1億円の資産を持っていることが生きてきます。
通常であれば銀行から借入するので審査に時間がかかってしまいますが、銀行を使わずに自己資金で1億円支払う事で誰よりも早く優良物件を購入することが出来るのです。
こういう他の人にはできない買い方で優良物件を仕入れれば、年利10%も夢ではありません。
まさに1億円があるからこそできる有効な資産運用方法となっています。
不動産業界にネットワークがないと難しい
ただし、弱点としては優良物件の情報をいち早く仕入れなければいけないので業界にコネがないと難しいです。
普段から懇意にしている不動産屋に「1億円の物件なら即日購入できるからモノが出たら教えてくれ」と頼んでおく必要があります。
優良物件は一般に出回る前に売れてしまいますからね。
資産運用としてはおすすめなのですが、不動産業界にネットワークがないと難しい方法になっています。
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第1位「1億円をヘッジファンドで運用する」
運用のプロにお任せなので初心者でも安心
ヘッジファンドに資金を預けると、投資家の代わりに資産運用のプロが運用してくれます。
日本ではまだあまり広まっていませんが、欧米の富裕層の間ではヘッジファンドでの資産運用が当たり前となっています。
完全にお任せで運用できるので、初心者の方でもプロの力を借りたハイクオリティな資産運用を実現できます。
期待利回りは5%~10%
ヘッジファンドによってもちろん利回りは異なりますが、5%~10%を期待しても良いでしょう
それぞれのヘッジファンドで独自の運用戦略を採っています。
ハイリスクハイリターンで高利回りを狙う所もあれば、ローリスクでリターンをコツコツにつみあげるヘッジファンドもあるでしょう。
1億円を資産運用するなら安定運用が大事ですので、5%~10%ほどの利回りを狙うヘッジファンドに預けるのがいいでしょう。
ヘッジファンドに出資する前にそれぞれの会社の特徴をチェックするようにしましょう。
ヘッジファンドで資産運用する方法
ヘッジファンドで資産運用するには、直接ヘッジファンドと契約を結ぶ必要があります。
そのため、ヘッジファンドに直接問い合わせて説明を聞いて見るのが良いでしょう。
ヘッジファンドの会社ホームページから問い合わせする事が出来ますのでぜひ確認してみて下さい。個別ファンドについては下記ランキングにて紹介しています。