日本の経済成長が鈍化している状況のなか、これから経済成長していく新興国への株式投資が人気を集めています。
その中でも、ベトナム株式市場が人気です。なぜベトナム株は将来有望なのか?儲かる可能性が高いのか?
急成長の要因と日本からのベトナム株の買い方について解説します。
他の新興国については別記事でも解説していますので良ければご一読下さい。
関連記事
『今後フィリピン株は儲からない!?投資すべきではない理由とは』
ベトナムの株式市場とは?
2つの大きな証券取引所
日本には東京証券取引所や名古屋証券取引所など複数の証券取引所があります。
同じようにベトナムにも2つの大きな証券取引所があります。
一つは首都であるハノイにあるハノイ証券取引所で、もう一つはホーチミンにあるホーチミン証券取引所です。
両者合わせて上場企業数は700社を超え、大きな株式市場となっています。
なぜベトナム株式市場は成長するのか
成長し続けるベトナム経済
日本のような先進国では今や経済は横ばいで成長していません。しかし、新興国であるベトナムの株式市場は今後急成長する株式市場として注目されています。
実際にこれまでの名目GDPの推移を見てみましょう。
(出典:世界経済のネタ帳)
このようにベトナム経済は右肩上がりで成長し続けています。経済が成長すれば当然株式市場も成長します。
経済成長し続けているベトナム株式には今後の株価上昇が期待できるのです。
経済成長を支える人口増加
経済成長を支える重要な要素は人口です。単純なことですが人口が多ければ多いだけ経済成長しやすいのです。いわゆる人口ボーナスというやつです。
たとえば、近年急激に経済成長した中国を見て下さい。中国も人口が13億人をこえる大国です。しっかりと人口ボーナスをいかして急激な経済成長を遂げました。
逆に、日本のような高齢化社会では人口も減っていき、経済成長もどんどん難しくなっていきます。実際に日本の経済は全然成長していません。
では、ベトナムの人口はどうなっていくのでしょうか?人口の推移を見てみましょう。
(出典:世界経済のネタ帳)
1980年には5000万人程度であった人口は今や9000万人を超えて1億人に迫っていることが分かります。
このようにベトナムの人口は右肩上がりで増加し続けているのです。人口が増え続けているベトナムには今後の大きな経済成長が期待できます。
投資をするなら経済成長する国へ。まさにベトナムは株価上昇が期待できる大変有望な新興国なのです。
ベトナム株に投資する方法
現地証券会社を利用する
それでは、そんな今後が期待されるベトナムに投資するにはどうすれば良いのでしょうか。
一つ目の方法が、現地の証券会社を利用することです。ベトナムの証券会社に口座を開き直接取引をするのです。
その場合、言語の問題もあり手続きで手間取る可能性が高いです。さらに、銀行口座もベトナムで解説しなければならないので、一般の方には難しい方法だと言えるでしょう。
ですが、ご安心ください。日本からもベトナム株に投資する方法はあります。どんな方法なのか見ていきましょう。
SBI証券でベトナム株を買う
日本の証券会社でもベトナム株を取り扱っている証券会社はあります。その一つがSBI証券です。
(出典:SBI証券)
SBI証券に外国株式口座を解説すればベトナム株を購入することができます。対象銘柄も数百社あり十分な量が用意されています。
取引手数料は2%と若干高いですが、それでも自分自身で手間をかけて現地証券会社と取引することを考えると妥当な設定だと言えるでしょう。
ただし、SBI証券で取引をする際の一つの懸念としては、あくまで自分自身で購入する銘柄を選ばなければいけないということです。
ベトナムのどの企業が成長するかまでは判断が難しいですよね?そのため、SBI証券でベトナム株を買う方法は自分で銘柄選定ができる玄人向けの方法となっています。
投資信託でお手軽にベトナム株投資を始めよう!
証券会社に口座を開けば日本からでもベトナム株を購入することができます。
ただし、どの銘柄を選ぶかは自分で決定しなければならずややハードルが高い方法となっていました。
そこで初心者の方におすすめしたいのがベトナム株に投資する投資信託を購入する方法です。
投資信託であれば自分で銘柄選定をする必要もありませんし、お任せで資産運用をすることができます。
例えば次のような投資信託があります。
(出典:アセットマネジメントOne)
アセットマネジメントOneの「DIAMベトナム株式ファンド」です。ベトナムの株式市場に投資するインデックスファンドではなく、ベトナムの有力企業を選定し投資するファンドとなっています。
こちらの投資信託であれば自分で銘柄選定をする必要はなくお任せでベトナム株に投資できます。
ベトナム株に投資したいけど自分で銘柄を選ぶのは難しいという人はぜひ検討してみて下さい。