誰でもわかる株式投資!ダメな投資手法3選と儲かる銘柄の選び方3選!

こうき
株式投資のやり方は数多く言われていますが、その実態は玉石混交です。ダメな方法と良い方法を順に解説します!

 

株式投資を始めようと思ってもどうやって銘柄を選んだらいいか分からない人は多いのではないでしょうか。

巷にはいろんな方法が溢れていますが、まゆつばものの方法が声高に叫ばれているのも事実です。

 

本当に有効な投資方法は何で、引っかかってはいけない投資方法はなんなのか。どんな銘柄に投資していけば成功できるのか。

 

ダメな投資手法3選と儲かる投資手法3選を分かりやすく解説していきます。

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巷に溢れているまゆつばものの投資方法3選

アノマリー投資にだまされるな

世間でこんな投資方法がある、と言われているけどその真偽については怪しい投資手法は数多く存在します。

 

まずアノマリー投資から見ていきましょう。アノマリーとは原因はよくわかっていないものの、経験則にはこうなるといわれている法則です。

 

例えば季節性のアノマリーなんかが有名です。

 

12月に株価は値下がりして、1月は上昇しやすいと言われています。なぜなら、12月には機関投資家が節税対策のために損が出ている株式を売却し、1月にその資金で新たな株を買うからです。

 

これだけ聞くとそれっぽく聞こえるのですが、現実には合っている時もあれば外れている時もあります。このようなフワッとした根拠をもとに株式投資を行ってはいけません。

 

ジブリ効果にだまされるな

(出典:スタジオジブリの作品

 

おもしろい法則でジブリ効果と呼ばれるものがあります。

 

ジブリ効果とは、第一金曜日にジブリの映画が放映されると、悪いことが起こるという法則です。

 

毎月第一金曜日はアメリカの雇用統計が発表されるタイミングであり、日本時間でいうと夜10時くらいです。その時間はちょうど金曜ロードショーの時間ですよね。

 

第一金曜日にジブリの映画が放映されると、米国の雇用統計が悪い数字となるのです。その結果、円高ドル安となり株価も乱高下すると言われています。

 

冗談のような話ですが、ジブリ効果はアメリカの経済紙ウォールストリートジャーナルにも掲載されました。実際に2010年~2013年の間第一金曜日に10回ジブリ映画が放映されましたが、9回は悪い雇用統計が発表されたのです。

 

結果だけ見ると本当にジブリ効果があるような気がしてきますね。ですが、もちろんジブリ映画のせいでアメリカの雇用統計が悪くなった訳ではありません。

 

ジブリ映画は好きでもジブリ効果は信用しないようにしましょう。

 

テクニカル投資にだまされるな

テクニカル投資とは株価推移のチャートを見て取引する手法です。

 

過去のチャートの形によって未来の株価が上がるか下がるかを予測し、売買の判断を行っていきます。

 

過去の値動きと将来の値動きには何の因果関係もないので、投資手法としては間違っています。ただし特定の形に注目して将来の値動きを分析すると、相関関係がみられることはありえます。

 

ちょっと難しい表現になってしまいましたが、過去の株式市場の特定の値動きの直後に、たまたま株価が上昇することが多かったからといって、その特定の値動きが株価上昇を引き起こしたわけではないということです。

 

もっと簡単にいうと、あなたが赤い服を着ている日にたまたま雨が多く降ったからといって、あなたが赤い服を着ているせいで雨が降ったわけではないということです。

 

あなたの服装で晴れか雨かを判断するのは間違っています。同じように過去の株価の値動きを見ても何の意味もないのです。

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株式投資の基本的な考え方

オカルトではなく事実をもとに投資しよう

これまでに紹介したような投資手法はある意味オカルトです。占いで銘柄を選ぶのと何ら変わりありません。

 

そうではなく、事実をもとに投資をしましょう。

 

では、事実とは何でしょうか?それは客観的に明らかになっているデータです。つまり会社の決算書です。株式投資は絶対に会社の決算書を見て投資先を選ぶようにしましょう。

 

プロは必ず決算書をチェックする

株式投資に参加しているプレーヤーは個人投資家も大勢いますが金融機関もたくさんいます。

 

金額としては圧倒的に金融機関の方が大きいです。金融機関のトレーダーは必ず会社の決算書をチェックしています。

 

つまり、株式市場に大きな影響を及ぼす投資家はみんな決算書を見ているわけです。そうなったら、個人投資家の方も決算書を見ないわけにはいかないですよね。

 

決算書と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれません。ですが、重要なポイントだけおさえれば誰でも簡単に読めるようになります。

 

なにも決算書を作りたい訳ではありません。株式投資に必要な部分だけ読み解ければいいのです。

 

本当に儲かる銘柄の選び方3選とは

儲かる銘柄は3種類

株式投資で儲かる銘柄は決まっています。

 

  1. 成長株・・・売り上げや利益が増加しており今後も成長が見込める株式
  2. 割安株・・・企業価値と比べて株価が安くなっている株式
  3. 復活株・・・赤字経営から大きく黒字転換して復活する株式

 

これらの3種類です。決算書を見てこれら3種類の銘柄を選ぶことができれば、間違いなく株式投資で儲けることができます。

 

では、どうやって探せばいいのか見ていきましょう。

 

成長株を探そう

成長株を探すには、売り上げと利益に注目します。売上と利益が順調に成長している企業を探しましょう。

 

期間としては最低5年は成長している企業にしましょう。10年間見ればより安心です。

 

(出典:株式会社良品計画 有価証券報告書

 

こちらは無印良品などを展開する株式会社良品計画の決算書です。過去5年で見て順調に利益が増加し続けていることが分かります。

 

こういった企業が成長株です。成長株の超基本としては、過去5年間で利益が増加し続けている企業を選ぶようにしましょう。

 

割安株を探そう

割安株を見つける方法は細かく考えるとなかなか込み入った話になってしまいます。

 

今回は割安株を探す基本について考えましょう。簡単に考えるなら注目すべきは「PER」と「PBR」です。

 

  • PERとは → PER = 「株価」 ÷ 「一株当たり純利益」
  • PBRとは → PBR = 「株価」 ÷ 「一株当たり純資産」

 

PERはざっくり言うと15倍より小さかったら割安だと思えばいいです。15倍というのは日本の株式市場の平均です。

 

ただし、この15倍というのは時期によっても変化しますし、もっと言えばPERは業界によってかなりの違いがあります。ですから、実際には投資を検討している銘柄の業界水準を調べる必要があります。

 

続いてPBRは1倍より低かったら割安だと判断できます。

 

1倍より低いということは会社が保有している純資産よりも安い価格で株式を購入できるということです。つまり、理論上は必ずお得な取引なのです。

 

ただし、厳密には帳簿上の価格に過ぎないので正しく企業の純資産価値を示していないこともあります。ですが、ざっくりと把握する分には1倍以下という判断で問題ありません。

 

復活株を探そう

復活株は赤字経営が続いていたけれどもこれから黒字転換して成長していく企業です。

 

復活株は、過去の業績では赤字が継続しているけど赤字幅が縮小しており、将来予想は黒字になっている企業を探すといいでしょう。

 

文字にすると簡単なのですが、将来様相通りの黒字にならないパターンもありえます。

 

復活株は赤字で人気がなく株価が安いことが多いです。その代わり黒字転換すると一気に株価が上昇します。

 

業績のV字回復に合わせて株価も急上昇することが多いのですが、反面失敗した時のリスクも大きいです。初心者にはややハードルの高い投資手法でもあります。

 

まとめ

このように株式投資にはそれっぽいけど何の役にも立たない投資手法が数え切れないほどあります。

 

そういったオカルトに振り回されるのではなく、「事実」=「決算書」に基づく株式投資を行うようにしましょう。

 

最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れてくれば決算書は株式投資の最高の味方となってくれます。