気付いたら貯金はたまっていたけれど。これをどのように資産運用していけばいいか分からない。
資産運用でお困りの方も多いでしょう。そんな時いったい誰に相談すればいいのでしょうか?
実は、「相談してはいけない相手」と「相談して良い相手」がいます。
今回は本当にあなたの助けとなる資産運用のアドバイザーは誰なのか解説していきます。
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家族に資産運用を相談する
親身になって考えてくれる
まず一番初めに思いつくのは家族でしょう。
家族はあなたの味方ですから親身になって相談に乗ってくれるはずです。お金の話をしても問題ない間柄ですし、きちんと話に耳を傾けてくれるでしょう。
利害関係がなく、寄り添って話を聞いてもらえるのが良い点です。
多くの人は資産運用の知識がない
相談しやすい反面、資産運用の知識がないというのが弱点です。
家族がすごく資産運用に詳しいというのはまれなケースでしょう。ほとんどの人が資産運用の知識がないはずです。
なぜなら、今でこそ資産運用は当たり前ですが、これまでの時代は金利も高く資産運用を積極的にやる必要がなかったからです。
資産運用について相談してみても良いですが、有効なアドバイスは得られないでしょう。
あなたを思う気持ちが逆効果な事も
また、アドバイスをもらえたとしてもそれが逆効果になってしまう事もあります。
あなたを大切に思うがゆえに極端なアドバイスをしてしまったり、中途半端な知識でのアドバイスが悪い結果になってしまったり、という事です。
良かれと思ってしてもらったアドバイスが悲惨な結果になってしまったら悲しいですよね?
金融業界で働いている家族がいなければ、相談しない方が無難だと言えます。
友人に資産運用を相談する
お金の話は仲の良い友人であってもしづらい
続いて考えられるのが友人に相談するという方法です。
仲の良い友人であれば相談にのってくれるかもしれません。ただし、どれだけ仲が良くても、詳細なお金の話というのはしづらいものです。
- いくら貯金があるのか
- どれだけ年収があるのか
- 支出はどれくらいなのか
こういったお金の話を細かくするのは止めた方が良いです。家族の時と同じように有効なアドバイスが得られないというのもありますが、トラブルにつながる可能性もあるからです。
場合によってはもめごとのきっかけにも
- 友人のアドバイスを聞いて資産運用したら大きな損失が出てしまった
- お金をたくさん持っていることが分かると友人関係が変わってしまった
- 嫉妬や妬みでトラブルに発展した
「どんだけ仲の良い友人であってもお金の貸し借りは絶対にしてはいけない」
こういった言葉があるくらいです。資産運用の利益や損失どうこうよりも、せっかくの友人関係が壊れてしまったら元も子もないですよね?
友人には資産運用について相談しないようにしましょう。
銀行に資産運用を相談する
人間関係を気にせず相談できる
普段利用している銀行に相談するという方法もあります。
こちらの方法であれば家族や友人のように私的な関係ではないので、人間関係に気を使わずに相談できます。
ただし、もちろん銀行はビジネスとして相談にのりますので、銀行が販売している商品をおすすめされることになります。
銀行は取扱商品が少ない
銀行は資産運用のプロだと思われがちですが、本業は違います。もともとは資金の貸出業務がメインです。
そのため証券会社に比べると取扱商品が少なくなっています。
銀行では株式を購入することは出来ないため、投資信託や債券をおすすめされることになります。
つまり、銀行に相談した時点で、銀行側の都合でほぼ投資信託か債券で資産運用するというのが決まってしまうのです。
本当にあなたにあった資産運用を相談する相手としては、銀行は頼りないでしょう。
証券会社に資産運用を相談する
証券会社は取扱商品が多い
証券会社であれば銀行とは異なり取り扱っている商品が多いです。
そのため、そもそも取り扱ってないから紹介できないという事はなくなります。
豊富な品ぞろえは証券会社の大きな魅力でしょう。
ノルマが厳しく営業色が強い
一方で、証券会社はノルマが厳しくガンガン営業してきます。
証券会社にも「売りたい商品」があるのです。手数料が高くて利益率が高い商品や、早急に買い手が必要な商品などです。
そのため証券会社は、本当にこちらが必要な商品ではなく、証券会社が売りたい商品をどんどん売りつけてきます。
「どれだけ顧客に訴訟を起こされるかが、証券会社の営業マンとして優秀な証」
という言葉があるくらいです。
会社本位の営業をされてしまうので、証券会社には相談しないようにしましょう。
FP(ファイナンシャルプランナー)に資産運用を相談する
独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)もいる
ファイナンシャルプランナーは人生全体の資金計画を考えてくれる人たちのことです。
証券会社や保険会社に所属していてファイナンシャルプランナーを務めている人もいますが、独立系のファイナンシャルプランナーもいます。
一応、独立系のファイナンシャルプランナーであれば、特定の商品を売りつけてくるのではなく、相談者にあった資産運用プランを提案してくれることになっています。
しかし、これは真実ではありません。
残念ながら、独立系のファイナンシャルプランナーに相談すればいいんだとはならないのです。
その理由を見ていきましょう。
本当に適切なアドバイスをするのは難しい
世の中には金融商品は数え切れないほどあります。
株式、保険、債券、投資信託・・・・
これらの商品を上手く組み合わせて本当に相談者にあった資産運用プランを提案する、というのは本当に難しい事なのです。
日本は金融業界の成長が遅れており、有効なアドバイスができるファイナンシャルプランナーが育っていないのが現実です。
特定の金融機関に紹介することで手数料を得ている
また、ファイナンシャルプランナーの多くは特定の金融機関と契約しています。
その金融機関の商品を紹介することで収入が得られるのです。
そのため、ファイナンシャルプランナーはあなたにあった資産運用プランではなく、ファイナンシャルプランナーにとって利益率が高い資産運用プランをおすすめしてくるのです。
銀行や証券会社の時と同様ですね。
彼らが売りたい商品を提案されてしまうため、相談相手としては不適切となっています。
ヘッジファンドに資産運用を相談する
資産運用の専門知識がある
最後は一風変わった方法ですが、ヘッジファンドに相談するという方法があります。
ヘッジファンドは資産運用のプロですから、専門的なアドバイスがもらえるでしょう。
まず知識面について文句なく頼れる存在だと言えます。
相談者に寄り添ったアドバイスをくれる
また、ヘッジファンドであれば銀行や証券会社のような問題も発生しません。
基本的にヘッジファンドは商品が1つです。銀行や証券会社のように売りたい商品がいくつもある、という状態にはならないのです。
もちろん、ヘッジファンドと関係性がないと相談もできないので、ヘッジファンドと契約して顧客になる必要はあるでしょう。
ですが、それ以降の相談はヘッジファンドにとって顧客からの相談になりますので丁寧に対応してくれるでしょう。
自分達以外に特に売りたい商品というのもないので、顧客になってからの相談は「この商品を売りたいからおすすめする」という事はなく、純粋な相談になるハズです。
中立の立場から的確なアドバイスをくれることでしょう。
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何事も始めたばかりのころは、的確なアドバイスをくれる人がいると頼もしいですよね。
資産運用も同じです。ぜひ自分に合ったアドバイザーを見つけてみて下さい。