日本ではみんな当たり前のように生命保険に入っています。
「何かあった時のために、保険に入っておけば安心だ」ということでしょうか。
ですが、世界的に見ればこの状況は決して当たり前ではなく日本人の加入率が圧倒的に高い状況となっているのです。
生命保険は資産運用にもなると営業している会社もあるようですが、残念ながら生命保険では資産形成はできません。
生命保険はすぐに解約して、別の資産運用に回しましょう。利回りを10倍にすることも夢ではないのです。
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「生命保険に入るのが当たり前」はウソ
世界の生命保険加入率
日本人は生命保険に当たり前のように入っています。その加入率は約88%と非常に高いです。
続いて、保険の発祥の地であるアメリカとイギリスの加入率をみてみましょう。
アメリカでの加入率は78%となっています。しかし年金保険や医療保険がメインとなっており、日本人がよくイメージする死亡保障の割合はとても低く20%ほどになっています。
世界3位はイギリスです。加入率は38%となっています。
このように、日本人の生命保険に加入する割合はある種異常なほど高いのです。
なぜ日本人の加入率は高いのか
民間の会社が提供する保険は、経済成長を迎えている国で発展します。
国の社会保険がまだ完全には整備されていない中で、所得の増えてきた中間所得層が自分たちの富を守るために民間保険に入るのです。
民間保険に入るのは一種のステータスにもなります。良い車を持っている、というのと一緒ですね。
そして、国の発展が進めば国の社会保険の整備が整い、民間保険への依存度は下がるのです。
しかし、日本ではバブルの崩壊などによりこの転換が上手くできなかったと言えます。
しがらみに弱い日本人気質
また、日本人はしがらみやお付き合いに弱いです。
生命保険の営業はほとんどが紹介です。お世話になっている人に紹介されたから断れないという人も多いのではないでしょうか。
- 会社の先輩に紹介されたから
- 親に言われたから
- 新入社員研修の時に勧誘されたから入るものかと思った
- 会社の食堂で何度も声をかけられて
生命保険の営業マンを無下に扱えない。断れない。
生命保険の加入率の高さにはNoと言えない日本人の気質が表れているのかもしれません。
ただ保険料を毎月払い続けるのはあまりにもったいないです。というか大損です。お付き合いだけで払うにはあまりに高額なのですぐに解約して資産運用するようにしましょう。
解約すべき理由①生命保険は損をする
生命保険は基本的に損をする
生命保険は基本的に損をするようにできています。
毎月支払った保険料は、不幸があった人のために積み立てられますが全額ではありません。
みなさんが支払った保険料から、各種費用が支払われるからです。
- 不幸があった方への保険金の積み立て
- 従業員の給与
- 会社の設備費用
そしてこれらの費用の内、実際に保険金の支払いのために積み立てられるのは38%です。
62%が保険会社のために使われているのです。
あなたが家族の安心のために支払う保険料は、残念ながら半分以上が保険会社のためのお金になるのです。
死んだ時しか儲からない
生命保険は普通に考えれば損しかしません。大損です。
では、どんな時に利益が出るのでしょうか。それは死んだ時です。
不幸があった時だけ儲かるのが生命保険なのです。
そんな商品ですから、たとえばイギリスでは、生命保険にかけるお金は無駄遣いとみなされます。
ほとんど返ってくることがない商品に毎月支払いをするわけですから当然といえば当然ですね。
生命保険はすぐに解約すべきです。
解約すべき理由②生命保険の利率はぐっと低い
生命保険は資産運用ではない
「なかには、生命保険は資産運用です。」なんていうよく分からないことを平気で言う営業マンもいます。
最近はやっている米ドル建て保険なんかがそうですね。
30年、満期まで持てば1.2倍というように資産が増えるかのような表記になっています。
しかし、実際には米ドル建てで1.2倍になるだけで、為替レート次第で大損する可能性も大いにあります。
さらに、こういった商品は初期費用が7%ほどと非常に高額なので始めた瞬間に大損なのです。
30年後の1200万円より現在の1000万円の方が価値がある
また、未来の金と現在のお金の価値は同じではありません。
少し難しい話をすると割引率という考えがあります。
例えば、今目の前にある1000万円を年利3%で運用していったら30年後にはいくらになっているでしょうか。
答えは2427万円です。
割引率を3%とするなら、現在の1000万円と30年後の2427万円が同じ価値となるのです。
つまり、同じ考え方でいくと、30年後の1200万円は494万円の価値しかありません。
ですから、生命保険で運用するということは、494万円の価値しかないもの(30年後の1200万円)に対して1000万円を支払う行為に他ならないのです。
始めた瞬間に大損です。絶対にやらないにしましょう。
解約すべき理由③生きて家族と過ごす時間を大切にしよう
現代人はそんなに簡単に死なない
これまでみてきた通り、生命保険は死んだ時しか儲からないです。
そして、現代人はそんな簡単に死にません。
30代、40代、50代と保険料を払い続けたけど、もう子供も大きくなってきたし解約するかという人も多いです。
つまり、ほとんどの人が大損だけして終わるのです。
生きている時間を大切にしよう
自分に何かあった時に残された家族のために・・・
気持ちは分からなくもないですが、保険料の支払いにあてるお金があるのなら、そのお金をつかって生きている間に家族と楽しい時間を過ごした方がずっといいです。
保険料の支払いは年間数十万円に及ぶことでしょう。
それだけのお金があるのなら、家族で旅行にいけてしまうのではないでしょうか。
思い出は一生ものです。ぜひ生きている時間を大切にして下さい。
利回り10倍も夢じゃない
生命保険はすぐに解約して資産運用しよう
そして余裕があるなら、生命保険は解約して資産運用するのが一番良いでしょう。
生命保険の30年で1.2倍。これは実質年利0.6%ほどです。
ですが、ヘッジファンドなどの高利回りのサービスで資産運用すれば5%~10%の利回りも狙えます。
利回り10%で運用すれば資産は25年で10倍になります。生命保険を解約して資産運用することで利回り10倍も夢じゃないのです。
生命保険はすぐに解約して資産用に回しましょう。
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そうはいっても解約を言い出しづらい・・・
保険の営業マンはあなたのことを何とも思っていない
そうは言っても保険会社の人にお世話になったから、やめるとはなかなか言い出しづらい。
そう感じる人もいるでしょう。
ですが、断言します。保険会社の営業マンはあなたのことを何とも思っていません。
顔は間違いなく覚えていないですし、名前すら覚えていないかもしれません。
彼らも仕事ですから、売れている人であれば100人以上の顧客を抱えているでしょう。
そのうちの1人であるあなたがやめたところで影響はありません。
気にせず解約するようにしましょう。