ベンチャー投資という言葉をご存知でしょうか。
ベンチャー企業とはこれからどんどん発展していく成長過程にある企業です。
そういった将来有望な企業に投資するのがベンチャー投資です。
ベンチャー投資はよく莫大なリターンが得られると言われています。その理由について見ていきましょう。
ベンチャー投資の特徴とは
ベンチャー企業とは
そもそもベンチャー企業とはどのような会社を指すのでしょうか?
明確な定義はありませんが、おおむね次のような会社です。
- 新しいサービスや事業を展開する企業
- 現在は成長過程にある企業
- これから成長し将来有望な企業
- 規模としては小さい事がほとんど
- 資金も不足して投資家を募っていることがほとんど
簡単に言うと「今はまだ規模は小さいけど、事業は素晴らしいので将来に期待して投資する」というのがベンチャー投資なのです。
ベンチャー投資は大きなリターンが特徴
ベンチャー投資の特徴はリターンが大きい事です。
まだまだ会社の規模が小さい時に投資しますから、企業が成長した時にはそのリターンもとても大きくなります。
とくに、上場する前のベンチャー企業に投資をして、その後上場を迎えるとリターンは莫大なものになります。
そういったまだ上場する前の有力なベンチャー企業をユニコーン企業と言います。
日本の「ユニコーン企業」とは
ユニコーン企業はベンチャー企業の中でも次の項目に当てはまります。
- 非上場の企業
- 設立して10年以内
- 評価額10億ドル以上
残念ながら日本にはこのユニコーン企業がほとんどありません。「メルカリ」が該当していましたが上場に伴いユニコーン企業を卒業してしまいました。
今では、「プリファード・ネットワークス(Preferred Networks)」のみが該当しています。こちらは、AIによるディープランニングを用いた制御技術を開発する会社です。
ベンチャー投資には無限の可能性がある
元ユニコーン企業「メルカリ」
ベンチャー投資からは莫大なリターンを得られます。
例えば、日本の元ユニコーン企業の「メルカリ」について見てみましょう
(出典:メルカリHP)
メルカリは皆さんご存じの通りフリーマーケットのアプリです。
皆さんがお持ちの不要なものや売りたいものをアプリで販売することができ、欲しいものがあればアプリで購入することが出来ます。
資産1,038億円を築き上げた「メルカリ株」
続いて、メルカリの株主について見てみましょう。上位10位の大株主はこちらです。
山田 進太郎 | 25.62% |
ユナイテッド | 7.23% |
富島 寛 | 6.30% |
suadd | 4.52% |
WiL Fund I, | 2.51% |
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合 | 2.44% |
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合 | 2.02% |
グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合 | 2.00% |
GIC・プライベート・リミテッドC | 1.71% |
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) | 1.54% |
第1位は代表取締役会長の山田進太郎氏です。彼は何と個人で25.62%もの株式を保有しています。
現在の株価は2,791円ですので、保有株式数と掛け合わせるとなんと山田氏の個人資産は1,038億円にも上ります。
これだけの資産を個人で築き上げるのはもはやベンチャー投資以外にありえないと言えます。他の手段では不可能です。
億万長者になっているほとんどの人はベンチャー株
世の中で億万長者になったという成功者は数多くいますが、そのほとんどが「ベンチャー株」で成功しています。
メルカリ以外の例だとリクルートなんかも有名ですね。
リクルートは大きくなる前に、社員には給与の受け取り方として株式の配布も行っていました。
その時に、現金ではなくて株の比率を大きくしていた人は今や大富豪です。
昔からリクルートで働いていた人の中には、億を超える資産を持っている人がわらわらといます。まさにリクルート長者ですね。
これから成長していくであろうベンチャー企業の株を買う。これが最もリターンが大きい資産運用なのです。
個人投資家がベンチャー投資を成功させる2つの秘訣とは
秘訣①非上場のベンチャー企業に投資する
それでは、個人投資家がベンチャー投資を成功させるにはどうすればいいのでしょうか?
まず一つ目は非上場のベンチャー企業に投資するという事です。
上場している企業の中にも、ベンチャーと呼ばれる企業は数多くあります。いわゆるメガベンチャーというやつですね。
DeNAやサイバーエージェント、GREEなどが該当します。
こういった企業も、もちろん素晴らしい企業なのですが、すでに大きく成長しているのでメルカリやリクルートのようなリターンは狙えません。
あくまで上場する前のベンチャー企業に投資する必要があります。
秘訣②ベンチャー企業の経営を見極める
続いて大切なのが「ベンチャー企業の経営が成功する事」です。
投資家としては、経営が上手くいく企業を見極める必要があります。
また、ベンチャー投資の場合は投資家も経営のサポートをしていく必要があります。
ベンチャー企業側もまだまだ成長過程にあるため資金面やビジネスのネットワーク面で困っていることが多く、そういった問題を解決するためにも投資家を募るのです。
逆に言えば、ベンチャー企業に投資をしたいと思っても、あなた自身にその企業の助けとなる経営スキルやビジネスネットワークがないと投資させてもらえないのです。
ベンチャー投資は莫大なリターンを得られる投資手法であると同時に、個人投資家にはハードルが高い投資手法でもあるのです。
それでは、個人投資家がベンチャー投資を実践するにはどうすれば良いのでしょうか?
ヘッジファンドを通してベンチャー投資を行うという方法があります。
ヘッジファンドを通したベンチャー投資が絶対におすすめな3つの理由
理由①ヘッジファンドはベンチャー企業に歓迎される
ヘッジファンドには様々な種類がありますが、非上場企業に特化して投資を行うヘッジファンドもあります。
ヘッジファンドのようなプロ集団であれば、ベンチャー企業にとってもぜひ投資してもらいたい相手です。そのため、ベンチャー企業に出資を断られる事がありません。
メルカリの株主を見ても投資ファンドが圧倒的に多くなっていますね。そういう事なのです。
理由②優良ベンチャー企業の選定をプロであるヘッジファンドが行う
ベンチャー投資で成功するためには、将来有望な企業を見極める必要があります。
個人の方だとこの見極めというのが非常に難しいと思います。
- どのような業界でビジネスをしているのか
- ライバル企業はどこなのか
- 業界の課題や懸念材料はないのか
- 急成長する要因はどこにあるのか
- 取引先や顧客はどのようなところか
- 経営者はどんな人物なのか
こういった多岐にわたる要素を適切に判断するのは骨が折れます。ですが、それを的確に行うのがプロであるヘッジファンドなのです。
理由③ベンチャー企業が成功するためのサポートもヘッジファンドが行う
ベンチャー企業は成長過程にある企業ですので全てが完璧なわけではありません。
投資家からのアドバイスやサポートを必要としています。
個人投資家の方は、経営者としての経験が豊富という方は少ないと思います。経営をサポートするのはとても難しいでしょう。
ですが、ヘッジファンドであれば経営サポートも的確に行い、ベンチャー企業が成功する可能性を飛躍的に高められるのです。
これは、すなわちベンチャー投資の成功につながります。
ベンチャー投資を実践するなら、ヘッジファンドを通して行うのがベストな手法なのです。
まとめ
これまで見てきた通り、「ベンチャー株への投資」は莫大なリターンを得るための最良の方法です。億万長者も夢ではありません。
個人で投資する事も不可能ではありませんが、現実的には難しいです。ヘッジファンドを通してのベンチャー投資がベストでしょう。
ベンチャー投資で、ぜひ次世代のユニコーン企業を探してみて下さい。
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