BMキャピタルはポンジスキーム?実態は?詐欺の可能性を徹底検証!

日本のヘッジファンドを検討していると一度は目にするのが「BMキャピタル」というファンドです。

 

私募ファンドであるがゆえの情報の少なさから「BMキャピタル」の実態が気になる方も多いと思います。

 

投資家
BMキャピタルって投資しても大丈夫なのかな?ポンジスキームだったらどうしよう。
投資家
運用が魅力的だから投資したい!でも、詐欺かもしれないと思うとちょっと怖いなぁ。

 

そこで、今回はBMキャピタルが詐欺やポンジスキームの可能性を徹底的に検証しました。

 

そして、結論からお伝えすると、まず間違いなくBMキャピタルは詐欺やポンジスキームではありません!運用を検討されている方は安心して始めてもらって問題ないです。

 

私も実際に投資していますが、「私もやっているから大丈夫」という理由ではなく、客観的に見て詐欺でない理由をお伝えしていきます。

 

BMキャピタルはポンジスキームなのか?詐欺なのか?気になる方はぜひ参考にして下さい。

 

また、BMキャピタルについては下記の記事でも記載していますのでよければそちらもご一読ください。

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「合同会社」は詐欺?ポンジスキーム?

専門の弁護士に聞いてみた

まずは、BMキャピタルの組成から見ていきましょう。

 

日本のヘッジファンドでは「合同会社」という形式が多く採用されています。合同会社の社員権を自己募集する形で投資家を募る方法です。

 

BMキャピタルも例外ではなく「合同会社」となっており、この方法を採用しています。

 

投資家
合同会社ってあまり聞いたことないけど大丈夫かな?
投資家
合同会社はあぶない?ポンジスキームだから止めた方が良い?

 

聞き慣れない合同会社というワードが出てくると、大丈夫なのかな?と思いますよね。中には「合同会社」=「詐欺」と言う人達もいます。

 

ですが、合同会社だから詐欺やポンジスキームだと考えるのは適切ではありません。合同会社の自己募集自体は完全に適法であり全く問題ありません。

 

この点は私も運用を始める前に金融専門の弁護士の方に確認しました。

 

こうき
資産運用を検討していて、その運用会社が金融庁への届出もなく「合同会社」という形なのですが問題ないでしょうか?
金融弁護士
合同会社の自己募集は適法であり何ら問題ありません。金融庁への届出も必要ありません。その点は何の問題もないのでご安心ください。
ただし、運用内容が良いかどうかは別問題ですのでご自身でご判断下さい。
こうき
運用内容は魅力的なのですが、合同会社が大丈夫か気になっていたので確認できて安心しました。ありがとうございます。

 

合同会社で資産運用する形態は適法ですし、金融庁への届出も必要ないことが分かりました。耳慣れない形態に戸惑っていた方も心配する必要はないのでご安心ください。

 

そもそも金融庁に届があったとしても・・・

投資家
そうは言っても、合同会社より金融庁に届出のある業者の方が何だか安心だなぁ。

 

合同会社が問題ないことは分かったけど、金融庁に届出がある業者の方が何となく安心だと感じる方もいるかもしれません。ですが、金融庁への届け出があれば安全というのは大きな間違いなので要注意です。

 

そもそも金融庁への届け出は条件を満たせば出来るもので、その業者が優良業者であることを金融庁が保証している訳ではありません。

 

金融庁への届出をした業者(適格機関投資家等特例業者)の中にも悪徳業者がおり、詐欺やポンジスキームの被害が出ました。そのため、金融庁への届出を出す条件が厳しくなったという過去があります。

 

こうき
過去に金融庁への届出をした会社の中にも悪いことをした会社がありました。「金融庁への届け出がある=安全」というのは間違いなので注意して下さいね!

 

合同会社は安全・・・?

じゃあ合同会社なら適法だし、全部安全なのかというともちろんそうではありません。

 

合同会社で投資家を集めて資産運用すること自体は何の問題もありませんが、会社によっては本当に資産運用をしているのか疑わしいところもあります。

 

合同会社だから安全だとか危ないとかいう考え方はナンセンスです。金融庁への届出があっても危ない会社はありますし、合同会社であっても優良企業はあります。

 

良い会社か悪い会社かは、個別の会社ごとに判断しなければならないのです。

 

こうき
「合同会社」とか「金融庁への届出」とか形式的な部分で判断するのは有効ではありません。詐欺やポンジスキームにあわないためには、個別の会社ごとにきちんと中身をみて判断していくのが大切です。

 

では、いったいどうやって個別の会社を判断していけばいいのでしょうか。その方法を具体的に見ていきましょう。

 

BMキャピタルの世間の評判とは?

まずは、BMキャピタルが世間からはどのように思われているのか調べてみましょう。

 

 

 

資産運用を考えている方がBMキャピタルへの投資を検討したり、資産運用する側の方がBMキャピタルの合同会社スキームを参考にしようとしていますね。

 

やはりBMキャピタルの認知度は高く注目度も高いようです。

 

一方で、BMキャピタルは大丈夫かなぁ?という口コミも見られます。

 

 

バーナード・マドフ事件とは米国で起きた史上最大と言われる詐欺事件です。被害総額は3兆円~6兆円とも言われています。

 

バーナード・マドフはナスダックの会長まで務めた重鎮で、その信用力をもとに資金を集めましたが、実際には資産運用などしておらずポンジ・スキームと呼ばれる詐欺を行っていました。

 

BMキャピタルもこのポンジ・スキームを行っているのではないか?と懸念している訳ですね。では、このポンジ・スキームとはいったいどのようなものなのでしょうか。

 

投資詐欺って結局どういうこと?

ポンジスキームの仕組みとは

ポンジスキームをきちんと理解することで、投資話があった時に詐欺かどうかの判断がかなりの精度で出来るようになります。

 

ポンジスキームとは?

  1. 高利回りや高配当をうたい投資家からお金を集める
  2. 実際には資産運用など全くせず使ってしまう
  3. 既存の投資家から資金の引き出しを求められたら新規の投資家からの入金を回す
  4. 出金よりも新規投資家の入金が多ければバレない

 

 

ポンジスキームを行っている詐欺ファンドでは、投資家から集めたお金で資産運用なんてしません。私的に流用してしまいます。実際には資産運用なんてしてないから詐欺なワケですね。

 

そして、このままだと投資家が出金を希望した時に困ってしまいますよね。当然ですが、もう投資家から預かったお金は使ってしまったのでありません。そこで、どうするかというと新規の投資家から集めたお金を既存の解約したい投資家への資金に回していくのです。

 

 

このように新規投資家からの入金が、出金希望者への返金額を上回っている限りポンジ・スキームは継続します。裏を返せば、新規の投資家から資金を集められなくなった時にポンジスキームは破綻するのです。

 

ポンジスキームのおさえておくべき特徴

ここまで見てきた通りポンジスキームの詐欺ファンドでは、とにかく新規の投資家から資金を集めようとします。

 

【要注意ポイント!】
信用を得るために、最初の頃は配当を行い実際に投資家の口座に振り込んだり、解約希望があってもきちんと対応するケースが多いです。

 

ですが、段々と配当がなくなったり出金の対応が遅れたりしていきます。これは、新規投資家の入金よりも既存投資家への返金の方が大きくなってしまうので出金額を調整している訳です。この状況になったら赤信号です。

 

こうき
最初は配当が振り込まれていたのに、配当がなくなったり出金制限や返金遅れがでてきたら要注意です。

 

 BMキャピタルを客観的に分析してみよう!

詐欺を見破るたった一つの方法とは?

それでは、BMキャピタルはこのポンジスキームを行っているのでしょうか?

 

詐欺の見分け方はたった一つです。BMキャピタルが投資家から集めたお金をいったい何に使っているか確認すればいいのです。

 

詐欺の場合は資産運用なんてしていません。BMキャピタルが本当に株式投資を行っているのか見ていきましょう。

 

こうき
実は詐欺かどうかの見極めはとてもシンプルです。何にお金を使っているかをチェックしましょう!

 

BMキャピタルの資産運用の実態は?

ある会社の株を誰がもっているかというのは基本的には知ることができません。ただし、その企業の大株主(10位以内)になっていると企業の出す報告書に名前が載ってきます。

 

また、ある企業の株を5%以上持っている場合は役所に届けなければいけませんのでこれも公開情報となります。

 

つまり、一つの株を大量に保有している場合は公開情報となりますので簡単に調べることができます。

 

こうき
ある会社の株を大量に持っていると、誰が持っているかは公開情報となります。

 

BMキャピタルが詐欺でない理由とは

こうき
早速BMキャピタルの保有株を調べてみましょう!結果はこちらです。

 

BMキャピタルの保有割合 BMキャピタルの保有額 株主順位
瀧上工業株式会社 3.50% 4.8億円 7位
萬世電機株式会社 2.19% 1.3億円 7位
三京化成株式会社 4.02% 1.7億円 4位

(保有割合は2020/9/30の四半期報告書を参照。保有額は記事執筆(2020年12月初旬)時点の時価総額を参照)

 

3つの会社のBMキャピタルの保有額を合計すると、

4.8 + 1.3 + 1.7 = 7.8億円

となります。

 

7.8億円もの資金をきちんと株式に使っていることが分かりますのでBMキャピタルはまず間違いなく詐欺ではありません。

 

私は実際に投資していますので、運用報告書も確認できますがそちらとも整合性が取れています。ちなみに運用報告書は公認会計士がきちんと会計監査をしたものとなっています。

 

こうき
資金の使い道が分かると安心ですよね!BMキャピタルは7.8億円もの株を保有していますので安心です!まず間違いなく詐欺ではありません。

 

 

実際にBMキャピタルに投資してみて

資金の一部引き出しも可能

BMキャピタルを実際にやってみて、運用内容には満足しています。BMキャピタルの成績が良い理由は別記事にも記載していますので良ければそちらもご覧ください。

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また、一度必要があったので一部資金を引き出したことがありますがそちらも問題なくスムーズに振り込まれました。

 

1年~3年といったスパンで資金がロックされるヘッジファンドも多いので、BMキャピタルの柔軟な対応には助かりました。

 

こうき
BMキャピタルは3ヶ月に1回、資金を引き出すことができるので非常に良心的なヘッジファンドだと思います。

 

 

BMキャピタルが「おすすめできる人」と「おすすめめできない人」

私はBMキャピタルの運用に満足していますが、向いていない人もいると思います。どんな人が合うかを勝手にまとめてみましたので良ければ参考にしてみて下さい。

 

●BMキャピタルが向いている人
○5年~といった長期で運用したい人
○1000万円~のまとまった資金を運用したい人
○ヘッジファンドにお任せで資産運用したい人

✖BMキャピタルが向いていない人
×半年や1年といった短期で資金を急増させたい人
×10万円~100万円といった小額を運用したい人
×自分で株式を売買したい人

 

BMキャピタルは中小型株のバリュー投資を行っていますので短期で成果がでるものではありません。安定した資産運用をしながらコツコツと利益を積み上げていく類の運用となります。

 

こうき
BMキャピタルは損失を出さずに安定した中長期運用をしたい方向けのヘッジファンドですね!

 

BMキャピタルに問い合わせる方法

BMキャピタルは私募のヘッジファンドとなっています。実際に資産運用するためにはBMキャピタルと面談する必要があります。

 

資料請求や面談の連絡は、BMキャピタルのホームページから問い合わせることができます。

 

もちろんお金もかかりませんし、話を聞くだけでも有意義です。少しでも気になる方はぜひ問い合わせてみて下さい。

 

 

問い合わせについては別記事でも詳細を記載していますので良ければそちらもご覧ください。

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