マイホーム。誰もが一度は欲しいと思ったことがあるのではないでしょうか。
庭付きの戸建て。駅近のマンション。憧れのタワマン。
ですが、不動産は価格がとても高いです。
一般の人がハマってしまいがちな大きな落とし穴が待ち受けています。
マイホーム購入で大損する条件について解説していきます。
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夢のマイホームの本質とは
家を持つのが当たり前ではない
まずは、マイホームを購入することについて考えてみましょう。
多くの人がいつかは自分の家を購入するのが当たり前だと思っていませんでしょうか。
ですが、家は必ず買わなければいけないものではありません。
住居費というのは日々の生活の中で大きな割合を占めるものですから、経済的に得か損かで購入を判断しても何ら問題ないのです。
すり込まれた先入観
家は買って当たり前。これは時代や不動産業者にすり込まれた先入観に過ぎません。
一昔前は、庭付きの戸建てを買うのが人生の目標だと言わんばかりの時代もありました。
しかし、現在では家がなくてホテル暮らしという人も出てきています。
中田英寿さんや堀江貴文さんなどの著名人もそうですね。
時代によって価値観は変わります。必ずしも家を購入する必要はないのです。
ステータスとしてのマイホーム
家は何のためにあるものでしょうか。もちろん住むためですよね。
ですが、それ以外にもステータスという意味合いがあります。
例えば車なんかもそうですね。性能面でいったら安い国産車に乗っても問題はないはずです。
ですが、多くの人にとっての憧れの車は高級な外国車ですよね。ブランド物と一緒で持っていること自体に価値があるのです。
家にもこの効果があります。
高級住宅街に住んでいる。確かにステータスとしての効果はありますが、それに対する価格は非常に高くつくので注意しましょう。
マイホーム購入でコレだけはダメ!絶対に損する行動とは
新築マンションだけは買ってはいけない
それでは、いよいよマイホーム購入で絶対にやってはいけない行動についてみてみましょう。
それは、新築マンションの購入です。
新築マンションだけは買ってはいけません。絶対に損します。
その理由を解説していきます。
新築マンションには不動産業者の利益が必ずのっかる
新築マンションは不動産業者が販売しています。
彼らはビジネスでやっていますからとうぜん業者の費用や利益がマンションの販売価格に上乗せされています。
- モデルルームの費用
- 立派なチラシの費用
- 販売員の給料
- テレビCMの代金
- 等々
新築マンションの販売には多額のお金がかかっています。
不動産業者の取分は、マンションの売値の20%~30%と言われています。1億円の物件であれば2000万円~3000万円は不動産業者の利益なのです。
つまり、1億円の新築マンションを購入すると、買った瞬間に2000万円~3000万円の損失を出してしまうのです。
3000万円をドブに捨てるなんて、とてもじゃないですけどやってられないですよね。絶対に新築マンションは買わないようにしましょう。
中古マンションは売り手の言い値
一方で、中古マンションは所有者が売りに出しています。業者のこともあれば個人のこともあります。
中古マンションの価格は売り手の言い値です。
売り手の事情次第ではお得な値段で購入することができるかもしれません。
もし、マンションを買いたいなら中古マンションで検討するようにしましょう。
マイホームは持ち家か?賃貸か?
永遠のテーマ
マイホームを購入すべきなのか、賃貸で過ごすべきなのか。
これは永遠のテーマと言われることもありますね。
本当のところはどっちがお得なのでしょうか。
不動産投資の気持ちで考えよう
この答えは一概には言えません。
まず、繰り返し述べている通り新築マンションは買ってはいけません。
ただし、中古マンションで価格が安ければ購入してもいいでしょう。
中古マンションの購入を検討するときは、たとえマイホームであっても不動産投資の気持ちで検討するようにして下さい。
利回り7%以上を目安にしよう
具体的に購入して良いラインはどのように考えたらいいでしょうか。
不動産投資の利回りで考えて下さい。利回り7%以上が狙えるなら購入を考えてみてもいいでしょう。
- 空室リスクで1%
- 住宅ローンで1%
- リスクを負って不動産を購入することに対するリターン5%
ざっくりとした計算ですが、これらを足し合わせて7%です。最低でも7%の利回りが狙えなければ買う価値はないでしょう。
一生賃貸でも問題ない
もちろん無理して物件を買う必要はありません。
一生賃貸物件に住むのも問題はないでしょう。
ライフステージの変化によって、どうしても必要な間取りも変わってきますし立地も変わってきます。
転勤や転職により職場が変われば引っ越す必要があるかもしれませんし、子供が大きくなれば部屋数も増やす必要があるでしょう。
さらに子供が大きくなれば独立して部屋が余るかもしれませんし、住宅の周辺環境が変化する可能性もあります。
そういった時に賃貸物件であれば最適な住居へすぐに移ることが可能です。賃貸には賃貸の強みがあるのです。
ただし、マイホームのように自宅を売却することはできませんので、マイホームを持っている人に比べて資産は少ないということを理解しておきましょう。
その分賃貸物件に住むのであれば、貯蓄は多めにしておく必要があります。
まとめ
マイホーム購入に際して、とにかく新築マンションだけは買ってはいけません。絶対に損します。
中古マンションであれば、利回り7%以上を狙える安い価格なら購入を検討してみてもいいでしょう。
いずれにせよ、マイホーム購入は人生のお金の使い方で最も高額なものです。後悔のないようによくよく検討してみて下さい。
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